2023年9月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点の個人的な注目情報まとめ #SnowflakeDB

2023年9月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点の個人的な注目情報まとめ #SnowflakeDB

Clock Icon2023.10.02

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

さがらです。

2023年9月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点の個人的な注目情報をまとめた記事となります。

※注意事項:本記事ではすべての情報についての記述はせず、特筆すべきだと感じた情報だけピックしております。基本的には以下の情報を参考にしておりますので、全ての最新情報を確認したい場合は下記のURLからご確認ください。

7.34 Release Notes - September 27-28, 2023

Snowflake Alertsが一般提供

指定したクエリを実行し一致するレコードがある場合には特定のクエリやストアドプロシージャの実行が行えるSnowflake Alertsが一般提供となりました。

例えば、INFORMATION_SCHEMAの各テーブル関数が返す結果からニアリアルタイムの異常検知を行ってメールで通知、のようなことが可能です。

7.33 Release Notes - September 18-19, 2023

Network Rulesがパブリックプレビュー

Network Rulesという新しいスキーマレベルのオブジェクトがパブリックプレビューとなりました。

この機能を用いることで、AWS上のSnowflakeアカウントの内部ステージへのアクセスを制限したり、UDFまたはストアドプロシージャから外部ネットワークの場所にアクセスする際のネットワーク制御もできるようです。

Snowpipeを用いた自動取り込みが別クラウド間であっても対応可能 ※一般提供

Snowpipeを用いた自動取り込みが別クラウド間であっても対応可能になりました。(Cross-platform Support for Snowpipe Auto-Ingest)

例えば、AWSでホストしているSnowflakeアカウントにおいて、GCS上のファイルのイベントを検知してSnowpipeによるデータロードができるようになりました。

7.32 Release Notes - September 11-12, 2023

Snowpipe Streamingが設定されたテーブルをレプリケートできるように ※パブリックプレビュー

Snowpipe Streamingによってプライマリデータベースに設定されたテーブルは、ターゲットアカウントのセカンダリデータベースにレプリケートできるようになりました。

行アクセスポリシーで保護されたマッピングテーブルを、別の行アクセスポリシーの定義で参照できるように ※パブリックプレビュー

行アクセスポリシーで保護されたマッピングテーブルを、別の行アクセスポリシーの定義で参照できるようになりました。

これにより、行アクセスポリシーがマッピングテーブルを参照する際も別の行アクセスポリシーが適用されるため、マッピングテーブルもクエリ実行者に関係のあるレコードしか表示されなくなり、より確実に出力するレコードを絞り込むことが可能です。

SnowsightでのData Governanceダッシュボード機能が一般提供

Snowsight上でタグ付けされたオブジェクトや、各種ポリシーの適用数などをモニタリングできる「Governance」ダッシュボードが一般提供となりました。

Snowsightの左のメニューの「Data」から「Governance」を押すことで、下図のようなダッシュボードを見ることが可能です。

7.31 Release Notes - September 05-06, 2023

外部のAPIを叩けるプロシージャやUDFが実装できるExternal Network Accessが提供開始 ※パブリックプレビュー

新機能として、External Network Accessがパブリックプレビューとなりました。

この機能を使うことで、外部の場所にアクセスするUDFやプロシージャの実装や、それに伴う外部ネットワークで使用するSecret情報を指定することも可能となります。

実装例としては下記の記事のように、Open AIのAPIを叩くプロシージャの作成、BigQueryへのFederated Queryを用いたSnowflakeのデータとのJOIN、など幅広い用途で使えそうです!

Behavior Change Log

2023_07バンドルが7.34(9月25日~26日リリース)で提供開始 ※デフォルトは無効化

2023_07バンドルが7.34(9月25日~26日リリース)で提供開始となりました。先に挙動を確かめたい場合には手動でバンドルを有効化してテストすることも可能です。

2023_07バンドルは、2023年10月のリリースでデフォルトで有効化される予定となっています。

2023_06バンドルが7.34(9月25日~26日リリース)でデフォルトで有効化

2023_06バンドルが7.34(9月25日~26日リリース)でデフォルトで有効化されました。

おまけ:Modern Data Stack全般の最新情報

Snowflakeも含め、個人的に気になったModern Data Stack全般の最新情報についても、定期的にブログにまとめて投稿しております!こちらもぜひご覧ください。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.